日本の窓

日本の窓
May 23, 2013
written by 四方田 裕弘
日本の窓
日本の窓  初版出版日 1997年1月

住む人の身分や地域、時代によって、機能や造り、形、を変え、
さまざまな名前を持つ、日本建築の窓を紹介した本です。

“日本語の「まど」は「間戸」あるいは「間処」であるという。
一方、英語の窓=windowは、wind+ow’ すなわち「風の目」に原意があるとされる。”

風や光を通したり、外敵から身を守ったりといった機能上の役割だけでなく、
建物の表情を豊かにしたり、景色をひきたてたり、華を添える役割も果たしています。

格子窓・虫籠窓・円窓・花頭窓・無双窓・聖窓など
歴史や文化の変遷によって、形や素材を変え50以上もの種類があるそうです。

町を歩いていて出会った、古民家やお寺の窓の名前がスッと頭に浮かぶようになったら、
建物についても、今までとは違った興味が湧いてくるかもしれません。